グランビルの法則を使うとFX(為替)で勝てるようになる?(買い注文編)

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人の名前だしな!

グランビルの法則」は、相場のなかでいまどのような状況で売買タイミングを把握できると感じています。この「グランビルの法則」のみでは勝つことができないと思いますが、ひとつのデータとして使うにはとても有用で取引精度を高めたいと思うなら知って、損はないと思います。

また、グランビルの法則は誰しもが知る有名な法則のため、多くのトレーダーが意識している可能性があり、市場心理を理解するにはとても便利です。

目次

基本的なグランビルについて

このグランビルの法則は以下のことについて言われています。

  • 移動平均線から遠く離れた(乖離率が大きい)離れた価格は、再び移動平均線付近に近寄ってくる
  • 移動平均線に沿って動くうち、時間が経つにつれて移動平均線の上、または下に離れて動こうとする
  • 移動平均線よりも価格が上にあるほど、通貨は買われすぎている
  • 移動平均線よりも価格が下にあるほど、通貨は売られすぎている

移動平均線についても、「日足・200日移動平均線(200SMA)」と言われています。

ここでは200SMAとの乖離について言及があります。200SMAとくっついたり離れたりする様が想像できると思います。グランビルの法則では、他にも累積分布線(On-Balance Volume:OBV)や出来高についても言及されていますが、ここでは割愛していきます。そして、この動きをもとに市場の動向を読みほどき、買いのサインを4パターン売りのサインを4パターンの計8パターンを作り上げました。

グランビルの法則(買いのサイン)

グランビルの法則・買いのサイン(ポイント)
グランビルの法則 買いのサイン(ポイント)
  • 移動平均線が下向きから「横ばい」または「上向き」に転じたときに価格が移動平均線を下から上抜けしたとき
  • 移動平均線が上向きの時で上昇トレンドがある際に、価格が下落し移動平均線を下回るも再度上昇し移動平均線を下から上に突き抜けたとき
  • 移動平均線が上向きの時に、一旦価格は移動平均線の手前まで下落するも移動平均線を下抜けることなく再度価格が上昇するとき
  • 移動平均線が下向きの時で、下降トレンドがある際に、価格が移動平均線の下に大きく乖離したとき

この中で、4番はほんと失敗すると痛い目にあうことがあるので注意が必要かなと思います。下降トレンドの中、乖離という曖昧な根拠をもとに逆張りをしなくてはいけないので…

為替(FX)相場で注文が偏った場合にトレンドが発生しやすくなります。4番は下降トレンド中なので他のトレーダーはどこで売ろうと考えているわけです。その中、乖離が大きいから逆張りで買いますというのは厳しいのがわかると思います。

新規買いのサイン(重要なサイン)

移動平均線が下向きから「横ばい」または「上向き」に転じたときに価格が移動平均線を下から上抜けしたとき

重要な新規買いのサイン

価格が200日移動平均線(200SMA)よりも下にある場合、下降傾向なトレンドがでているときがあります。しかし、グランビルの法則にあるように乖離率が大きいと価格が移動平均線に近寄ってくる・売られすぎという考えなど市場動向により下降トレンドが終了を迎え、上昇トレンドへ転換することがあります。この期間を「上昇トレンド先行期」といいます。移動平均線を超えた段階で上抜けの期待に買いが集まったり、売りポジションの損切り(買い決済)が走りやすかったりします。

押し目買いのサイン

移動平均線が上向きの時で上昇トレンドがある際に、価格が下落し移動平均線を下回るも再度上昇し移動平均線を下から上に突き抜けたとき

押し目買いのサイン

上抜けした価格は一本調子でぐいぐいと上昇トレンドにかわるわけではありません。「価格は移動平均線より離れると戻ろうとする」という原則を忘れないでください。これは新規買いのサインで買ったトレーダーたちが含み益がでているため決済注文(売り注文)を出し始めます。それにより価格が下がってくるわけですね!

そして、今度は上昇への期待に胸を膨らませたトレーダーたちが割安な価格で買えるので再度注文(買い注文)が集まってきます。移動平均線を割りながらも上昇していくことがあります。この期間を「上昇トレンド追随期」ともいいます。

買い増しのサイン

移動平均線が上向きの時に、一旦価格は移動平均線の手前まで下落するも移動平均線を下抜けることなく再度価格が上昇するとき

買い増しのサイン

押し目買いを無事にこなしていくとこの上昇トレンドはどんどん伸びていきます。何度も同じ説明にはなりますが「移動平均線より価格が離れると戻ろうとする」という原則です。曖昧な説明にはなりますが、移動平均線近くで反発するのを待ち、エントリーしていくイメージです。押し目買いのサインのときとは若干ニュアンスが変わってきます。またこの期間を「上昇トレンド安定期」といいます。

移動平均線との乖離による買いのサイン

移動平均線が下向きの時で、下降トレンドがある際に、価格が移動平均線の下に大きく乖離したとき

移動平均線との乖離により買い戻し

移動平均線より乖離していると戻ってくるというのは何度も説明をしましたが、なにを基準に買うかほかの指標も使わないとこれだけでは厳しいです。なので、前述したサインと違うのは短期トレードにしたほうがいいということです。

下降トレンド中、逆張り(買い注文)になるのでリスクが高い!

実際のチャート

グランビルの法則を意識した見方

実際のポンド円(GBPJPY)のチャートになります。赤い線が200SMA(移動平均線)になります。チャートをよくみるとグランビルの法則を意識されているときがあります。再度同じ説明にはなってしまいますが、一つの参考情報として活用すればトレードの成功率も上がってくると思います。

グランビルの法則(買い注文編)のまとめ

簡単に基礎をまとめましたが、グランビルの法則はなにかと合わせて使うことで精度を高めていきます。買いのサインが4つあり、それぞれ市場動向などが絡み合って、上昇していくことがわかったと思います。

グランビルの法則(買い注文編)のまとめ
  • 買いのサインは全部で4つ
    • 200SMAを上抜けしたとき
    • 上向きの200SMAを割りながらも価格が再度上昇していくとき
    • 上向きの200SMA近くで再度価格が上昇していくとき
    • 200SMAが下向きで大きく価格が乖離しているとき
  • それぞれのタイミングに期間の名称がある
    • 上昇トレンド先行期
    • 上昇トレンド追随期
    • 上昇トレンド安定期
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この記事を書いた人

みなさん初めまして!
2017年1月からFXをスタート!資産形成しています!
主な通貨は殺人通貨の呼び声高いポン円(GBP/JPY)になります。

サイトは基礎知識を丁寧に解説することがメインです。トレード記録はTwitterがメインになりますが、ブログにも掲載できるようがんばります(๑•̀ㅂ•́)و✧

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